料理人の教科書
煮る肉と魚は霜降りしてから

コツ

煮る肉と魚は霜降りしてから

煮汁が濁らず、臭みのないすっきりした味になる。肉同士がくっつかず、作業もしやすい

やり方

  • 熱湯(85℃以上)に肉や魚をさっと通し、表面が白くなったら引き上げる。魚は1切れずつ2〜3秒
  • 冷たい水に取って、表面のアクや汚れ、魚ならうろこと血合いを指でこすり落とす
  • 野菜も同じ湯に2分ほど通すと、アクが抜けて汁がすっきりする(豚汁の例)。ただしごぼうは通さない
  • 同じ湯で「野菜→肉」の順にすれば、鍋は1つで済む

なぜそうなるのか

  • 切った肉の表面は空気にふれて酸化している。その脂と臭みを湯で落とすので、すっきりした味になる
  • 旨みまで抜けてしまうと心配する人が多いが、抜けるのは雑味。素材の旨みは中に残る
  • 冷凍した魚は、凍るときに細胞が破れていて、解凍すると旨みが出ていきやすい。表面をさっと固めると流れにくくなる
  • たとえるなら、お風呂に入らずに人に会わないのと同じ。食材も表面をきれいにしてから料理する

よくある失敗

  • 湯の温度が低くて、表面が固まらず霜降りにならない
  • 焼きつけて香ばしさを出す料理にまで霜降りをして、意味をなくす。霜降りは、煮汁ごと味わう煮物に使う

応用

使える料理