料理人の教科書
コック・オ・ヴァン

まかない ・ 洋(フランス)

コック・オ・ヴァン

時間漬けこみ8時間以上+調理人数4人分難しさふつう
人数
4人分の分量あり。鍋を大きくすれば大人数に向く
道具
フライパン2つ、厚手の鍋
余り食材で使える
セロリの葉や端、にんじんの端、開けて日がたった赤ワイン推測

要点

  1. 鶏肉に塩こしょうをし、2cmに切った香味野菜と一緒に、赤ワインに8時間以上漬ける
  2. 鶏肉は皮目に焼き色をつけるだけ。あとで煮込むので、ここで火を通しきらない
  3. 野菜も別のフライパンで焼き色をつける
  4. 漬けたワインごと鍋に入れ、ハーブを加えて弱火で約50分、液体が半分になるまで煮る
  5. 鶏肉をいったん出し、バターと小麦粉を練ったもの(ブールマニエ)を溶かし入れ、さらに半分まで煮詰める。粘りのある泡が出てきたら、とろみがついた合図
  6. 鶏肉を戻してひと煮立ちさせる

4人分の目安

  • 鶏もも肉 2枚、赤ワイン 750ml
  • 玉ねぎ 1/2個、にんじん 1/2本、セロリ 2本、タイムとローリエ 少々
  • ブールマニエ:バター 15g、小麦粉 7.5ml

人数を増やすとき

  • 前日に漬けこんでおけるので、大人数のまかないに向いている
  • 鶏肉を焼くとき、鍋に詰めこみすぎない。何回かに分けて焼き色をつける
  • 煮詰める時間は、量が増えるほど長くなる。底の広い鍋を使う

失敗しやすいところ

  • 肉に小麦粉をまぶす工程(フランス料理でサンジェと呼ぶ)を忘れると、ソースに濃度が出ず、コック・オ・ヴァンにならない
  • ブールマニエを鶏肉が入ったまま加えると、ダマになりやすい
  • 時間どおりに出すことだけをゴールにすると、基本の工程が抜ける

使っているコツ

自分のメモ

  • 白トリュフを必ず使うフレンチのコースを、2人で作る試験。コック・オ・ヴァンのほかにポタージュなども作った。評価は100点中10点
  • ポタージュはピューレのように重く、分離していた。トリュフは香りが繊細なので、こういう料理には向かない(シェフ)
  • シェフは、まかないでも、いちばんおいしく食べられる時と出し方を考えるよう話した。たとえば熱いものを別の台に用意しておくなど、食べる人が喜ぶ工夫をする