料理人の教科書

まかない ・ 洋 ・ 副菜

グリーンサラダ

いろいろな葉を大きいまま冷水に浸けてシャキッとさせ、水気をやさしく切って冷やしておく。出す直前に、マスタードのヴィネグレットをボウルのふちから回し入れ、ドレスを着せるようにやさしく和える。グラタンや煮込みのような重い主菜の日の、冷たい口直し。

時間
30分
難しさ
やさしい
道具
大きなボウル、サラダスピナー、ざる、バット、紙タオル、小さなボウル、泡立て器、包丁、まな板、使い捨ての手袋
余り食材で
半端な葉野菜、きゅうりやセロリの残り、ハーブの残り

材料 10人前

人数
人前

野菜

  • レタス300g約1個
  • サニーレタスかグリーンリーフ200g約1個
  • ルッコラかベビーリーフ50g
  • きゅうり150g約1.5本

ヴィネグレット

  • マスタード10g
  • 塩(ヴィネグレット)2g
  • 白ワインビネガー20ml
  • オリーブ油70ml

和える

  • 塩(葉にふる)2g
  • こしょう少々

作り方

  1. 葉を洗い、大きいまま冷水に浸ける

    レタスは芯の切り口を薄くそぎ、葉をはがす。サニーレタスとルッコラは根元を落とす。流水でよく洗い、大きなボウルにたっぷりの冷水を張って、葉を大きいまま浸ける。2〜3分おき、葉先までピンと立ったら引き上げる。

    ここがポイント
    • 葉は大きいまま冷水に浸け、2〜3分でシャキッとさせる

      葉は水を吸うと、葉先までピンと立ち、歯切れがよくなる。持ち上げたとき手にまとわりつかず、葉と手のあいだに空気を感じたら浸け終わり。浸けすぎると、葉先が茶色くなったり、べちゃっとしたりする。レタスは、ちぎってから水に浸けると、持ち味のしゃきっとした食感がなくなるので、大きいまま浸けてから、水気を切ってちぎる。水菜やベビーリーフは、氷水で時間をかけてシャキッとさせる店もある。

    葉を大きいまま冷水に浸ける
    葉を大きいまま冷水に浸ける
  2. 水気をやさしく切り、ちぎる

    サラダスピナーに入る量ずつ入れ、やさしく5回ほど回す。ふたを開けて葉を広げ直し、もう5回ほど回す。葉を、ひと口で食べられる大きさに手でちぎる。きゅうりは縦半分に切り、斜め3mmの薄切りにする。

    ここがポイント
    • 水気はしっかり、でもやさしく切る

      葉に水が残ると、ドレッシングが薄まって味がぼやけ、油もからまない。サラダスピナーはやさしく回し、表面の水だけを取る。回しすぎると、葉の中の水分まで抜けてしなびる。葉がまわりに片寄ったまま回すと、乾いたところと濡れたところができるので、広げ直してもう一度回す。

  3. 冷蔵庫で冷やす

    バットに紙タオルを敷き、葉ときゅうりをふんわり広げる。上からも紙タオルをかぶせ、冷蔵庫で10分ほど冷やす。

    ここがポイント
    • 葉は冷やしておく

      サラダは温度が大事。冷えていると葉が締まって、歯切れが立つ。ぬるいと、しなっとして、みずみずしさが消える。洗って水気を切った葉を紙タオルに包み、冷蔵庫に入れておけば、前もって用意しておける。

    紙タオルを敷いて冷やす
    紙タオルを敷いて冷やす
  4. ヴィネグレットを作る

    冷やしているあいだに、小さなボウルにマスタードと塩(ヴィネグレット)を入れ、泡立て器で練り混ぜる。酢を少し加えてよく溶きのばし、なめらかになったら残りの酢を加えて混ぜる。オリーブ油をボウルのふちから少しずつ加え、泡立て器を外側から中心へ動かして、とろりとするまで混ぜる。

    ここがポイント
    • ヴィネグレットは、塩を先に溶かし、油は少しずつ

      塩は油に溶けにくいので、先にマスタードと酢に溶かしておく。酢を一度に入れるとむらになるので、少しで溶きのばしてから残りを入れる。油は少しずつ入れ、外側から中心へ混ぜて、油の粒を細かくする。ここでよく混ぜておかないと、あとでいくら混ぜてもなめらかにならない。しばらくおくと分かれるが、使う前に混ぜれば戻る。油と酢は3.5:1ほど。酸味を立てたいときは3:1にする。

    ヴィネグレットをとろりと混ぜる
    ヴィネグレットをとろりと混ぜる
  5. 出す直前に和える

    手を洗い、使い捨ての手袋をつける。大きなボウルに葉ときゅうりを入れ、塩(葉にふる)とこしょうをふって、ざっと混ぜる。ヴィネグレットをよく混ぜ直して、ボウルのふちから回し入れる。両手でボウルの底から返すように、やさしく和え、すぐ器に入れる。

    ここがポイント
    • 和えるのは出す直前に。ボウルのふちから回し入れ、やさしく

      ドレッシングを葉に直接かけると、そこだけ重くなってしなびる。ボウルのふちから回し入れ、両手で底から返すように、ドレスを着せるようにやさしくからめる。強く混ぜると、葉から水が出る。和えてから時間がたつと、塩で葉から水が出てしんなりするので、すぐ出す。出すまで時間があくときは、ドレッシングを別にして、食べる人がかける。

    • ドレッシングの前に、葉に塩とこしょうをふる

      先に葉に塩とこしょうをふってざっと混ぜると、葉そのものに下味がつき、ドレッシングの味がぼやけない。ドレッシングを作らず、塩、オリーブ油、ビネガーの順に直接かけて和える店もある。

このほかのポイント
  • 水分の多い野菜や、苦みのある葉を混ぜる

    きゅうりやセロリのように水分の多い野菜を入れると、かんだときに口の中で水分がはじけて、みずみずしい。ルッコラやトレビスの苦みが入ると、味が単調にならない。にんにくの切り口をボウルの内側にこすりつけてから和えると、ほのかに香りが移る。盛るときは、下にざっくりした葉、上にきれいな葉をのせると、ふんわり高くなる。

  • 重い主菜の日の、冷たい口直しに

    グラタンや煮込みのような重い主菜の横に、酸味のある冷たい葉野菜を置くと、口がさっぱりして、最後まで食べ飽きない。ヴィネグレットは、焼いた肉にかけるソースにもなる。

大人数で作るとき 20人前より多いとき

  • 水気は、サラダスピナーに入る量ずつ切る。スピナーがないときは、ざるに上げてから、清潔なふきんか厚手の紙タオルで包んで水気を取る
  • 葉は前もって冷水に浸けて水気を切り、紙タオルに包んで冷蔵庫に入れておける。和えるのだけ、出す直前にする
  • 和えるのは、手がボウルの底まで届く量ずつ。一度にたくさん和えると、下の葉がつぶれる推測
  • ヴィネグレットは前もって作り、冷蔵庫に入れておける。使う前によく混ぜる。数日のうちに使い切る推測
  • 和えたサラダは、時間がたつとしなびるので、残ったものは取っておかない推測

この料理から学べること

合わせたい料理 この副菜を入れて、定食にするなら