
まかない ・ 和 ・ 汁
鶏のつみれ汁
鶏ひき肉に塩をして粘りが出るまで練り、生姜とねぎをきかせたつみれを、根菜を煮た昆布の汁に落とす。つみれから出る鶏の旨みをだしにして、うすくち醤油で味を決め、少しとろみをつけて冷めにくくする。
材料 10人前
つみれ
- 鶏ひき肉600g
- 塩6g
- 長ねぎ(みじん切り)60g約1/2本
- 生姜(すりおろし)25g約2.5かけ
- 卵2個
- 片栗粉15g
- 酒15ml
汁
- 水2L
- 昆布10g
- 大根300g約1/4本
- にんじん100g約3/4本
- ごぼう100g約3/4本
- しめじ100g
- 酒30ml
味
- うすくち醤油60ml
- 塩6g
とろみ
- 片栗粉15g
- 水15ml
仕上げ
- 小ねぎ20g
作り方
野菜を切り、昆布を水につける
鍋に水と昆布を入れておく。大根とにんじんは5mm厚さのいちょう切り、ごぼうはささがきにして水にさっとさらし、ざるにあげる。しめじは石づきを取ってほぐす。小ねぎは小口切り、長ねぎはみじん切りにし、生姜はすりおろす。
ここがポイント生の肉を扱う前に野菜を切ると、まな板を何度も洗わずにすみ、そのまま食べる小ねぎに肉の菌がつかない。

根菜をいちょう切りとささがきにする 根菜を水から煮る
鍋に大根・にんじん・ごぼうを入れて中火にかける。煮立つ直前に昆布を取り出し、弱めの中火で10分ほど、大根が少しやわらかくなるまで煮る。
ここがポイント- つみれから出る旨みが、だしになる
鶏の旨みが汁に出るので、昆布だけで十分においしい。かつおだしで煮ると、香りが立つ。昆布は水から入れ、煮立つ直前に取り出す。
根菜は水から煮ると、中まで同じようにやわらかくなる。昆布は煮立てると、ぬめりと臭みが出る。
- つみれから出る旨みが、だしになる
つみれのたねを、塩で粘りが出るまで練る
根菜を煮ているあいだに、大きなボウルに鶏ひき肉と塩を入れ、手で握るように混ぜてから、手を回すようにして、白っぽく粘りが出るまで2〜3分練る。長ねぎ・生姜・卵・片栗粉・酒を入れて、むらなく混ぜる。練ったら手を洗う。
ここがポイント- つみれのたねは、塩を先に入れて、粘りが出るまで練る
塩を入れて練ると、肉のたんぱく質が溶け出してからみ合い、粘りが出る。粘りが出たたねは、煮てもくずれず、ふんわりまとまる。塩は、たねの材料全部の重さの約0.8%。ほかの材料を先に混ぜると、粘りが出にくい。
- 生姜をきかせる
生姜を多めに入れると、鶏の臭みが消え、さっぱりと食べやすくなる。ねぎの香りも合わせると、汁全体の香りがよくなる。生姜は、すりおろして汁ごと入れる。
- 卵と粉で、ふんわりやわらかくする
卵と片栗粉を混ぜると、つみれがふんわりやわらかくなる。水でもどした食パンや、すりおろした山芋、刻んだきのこを混ぜても、ふわっとする。たねはやわらかいので、スプーン2本で形づくる。

塩を入れて粘りが出るまで練る - つみれのたねは、塩を先に入れて、粘りが出るまで練る
煮立った汁に、つみれを落とす
汁を強めの中火で煮立て、酒を入れる。スプーン2本でたねを一口大(1個20gほど)に丸めながら、汁に落とす。たねはやわらかいので、形が少しくずれてもよい。全部入れたら、しめじを加える。
ここがポイント- 煮立った汁に落とし、浮いたら静かに煮る
煮立ったところに入れると、表面がすぐに固まって、くずれにくい。浮いてきたら火を弱め、表面が静かにゆれるくらいで煮る。ぐらぐら煮立てると、つみれがかたくなり、汁も濁る。鶏ひき肉は、中心まで火を通す(中心75℃で1分以上)。1個割って、中まで白くなっているか確かめる。

スプーンで丸めて煮立った汁に落とす - 煮立った汁に落とし、浮いたら静かに煮る
つみれが浮いてから5分煮て、火の通りを確かめる
つみれが浮いてきたら、表面が静かにゆれる火加減にして、アクをすくいながら5分ほど煮る。いちばん大きいつみれを1個割り、中まで白く、赤い汁が出なければよい。

浮いたつみれを静かに煮る 味をつけ、少しとろみをつける
うすくち醤油と塩を入れて味を見る。火を弱めて、水溶き片栗粉をよく混ぜ直し、お玉で混ぜながら細く回し入れる。火を強めて煮立て、汁にうっすらとろみがついたら火を止める。
ここがポイント- 汁に少しとろみをつけて、冷めにくくする
うっすらとろみをつけると、汁が冷めにくい。大人数でよそっても、つみれと具が鍋の底に沈まず、均一に入る。
- 汁に少しとろみをつけて、冷めにくくする
器に注ぎ、小ねぎを散らす
つみれと具がまんべんなく入るように注ぎ、小ねぎを散らす。
ここがポイント- 味噌仕立てにしても、鍋にしてもよい
うすくち醤油の代わりに味噌を溶くと、味噌のつみれ汁になる。具を増やして、たっぷりの汁で煮れば、つみれ鍋にもなる。
- 味噌仕立てにしても、鍋にしてもよい
大人数で作るとき 20人前より多いとき
- つみれを一度にたくさん入れると、汁の温度が下がる。2〜3回に分け、煮立ちが戻ってから次を入れる推測
- 落とすのに時間がかかるときは、2人でスプーンを持って落とす。最初と最後のつみれで、煮える時間の差が小さくなる推測
- 鶏ひき肉は傷みやすい。冷蔵庫から出したらすぐに練り、練ったたねは常温に置いておかない。生の肉をさわった手・ボウル・スプーンは、すぐに洗う
- とろみをつけたあとは、鍋底が焦げやすい。ときどき鍋底からお玉で混ぜる
- 出すまで時間があるときは、とろみをつける前で火を止めておき、出す直前に温めてとろみをつける推測
- 残ったら、浅い容器に分けて早く冷まし、冷蔵庫に入れて翌日までに食べる。温め直すときは、つみれの中まで熱くなるまで温める推測






