
まかない ・ 中 ・ 汁
トマトと卵のスープ
くし形のトマトと長ねぎをごま油でさっと炒めてから、鶏がらのスープで煮る。うっすらとろみをつけ、煮立ったところに卵を細く流してふんわり仕上げる。トマトの酸味が主役の、やさしい中華スープ。
材料 10人前
具
- トマト500g約3.5個
- 長ねぎ60g約1/2本
- 卵5個
- ごま油(炒める分)15ml
スープ
- 水2L
- 鶏がらスープの素16g
- 酒30ml
味
- 塩6g
- 醤油10ml
- こしょう少々
とろみ
- 片栗粉20g
- 水20ml
仕上げ
- ごま油15ml
作り方
トマトを大きめのくし形に切る
トマトはへたを取り、8等分のくし形に切る。大きければ、さらに横半分に切る。長ねぎは斜めの薄切りにし、白いところと青いところに分ける。卵は溶きほぐし、片栗粉は分量の水で溶いておく。
ここがポイント- トマトは、大きめのくし形に切る
小さく切ると、煮ているうちに溶けてなくなる。くし形にすると、形が残って、食べたときにトマトの味がわかる。赤くて重い、熟したトマトがおいしい。皮が気になるときは、熱湯にさっと通して皮をむく。ほかの料理で出たトマトの端でも作れる。

トマトを大きめのくし形に切る - トマトは、大きめのくし形に切る
長ねぎとトマトを、ごま油でさっと炒める
大きな鍋に炒める分のごま油を中火で熱し、長ねぎの白いところを入れて、香りが立つまで炒める。トマトを入れ、1〜2分、トマトの角が少しくずれて汁が出てくるまで炒める。
ここがポイント- トマトは、油でさっと炒めてから煮る
先に炒めると、トマトの旨みと甘みがスープに出て、色もきれいな金色になる。トマトの赤い色のもとは、油に溶けやすい。炒めずに、煮立ったスープに入れてさっと煮ると、形がよく残ってさっぱりする。

長ねぎとトマトをごま油で炒める - トマトは、油でさっと炒めてから煮る
スープで煮て、味をつける
水・鶏がらスープの素・酒を入れて強火にする。煮立ったらアクをすくい、中火で2〜3分煮る。塩・醤油・こしょうを入れて、味を見る。
ここがポイント- 具は少なくして、トマトの味を主役にする
いろいろ入れすぎず、トマトの酸味と卵のやさしさを楽しむ。塩は全体の重さの約0.5%と控えめでよい。トマトの酸味と卵の甘みで、塩が少なくても味がまとまる。にんにくや生姜を少し入れると、香りが立つ。
トマトは長く煮ると形がなくなる。トマトの味がスープに出たら、次に進む。

トマトをスープで煮てアクをすくう - 具は少なくして、トマトの味を主役にする
うっすらとろみをつける
火を弱め、水溶き片栗粉をよく混ぜ直して、お玉で混ぜながら細く回し入れる。火を強めて煮立て、スープにうっすらとろみがついたらよい。
ここがポイント- うっすらとろみをつけてから、卵を入れる
とろみがあると、卵が沈まずにふわっときれいに広がる。大人数でよそっても、卵とトマトが均一に入り、冷めにくい。とろみをつけない、さらっとしたスープでもよい。
- うっすらとろみをつけてから、卵を入れる
煮立ったところに卵を細く流す
スープが煮立っているところに、溶き卵を鍋全体に細く回し入れる。10秒ほどそのままにして、卵がふんわり浮いてきたら、お玉で大きく1〜2回混ぜる。長ねぎの青いところを入れて火を止め、仕上げのごま油を回しかける。
ここがポイント- 卵は煮立ったところに細く流し、すぐに混ぜない
煮立っているところに入れると、卵がすぐ固まってふんわりする。流してすぐに混ぜたり、強い火で煮立て続けたりすると、卵が細かく、かたくなる。ふんわり浮いたら大きく混ぜて、火を止める。

煮立ったところに卵を細く流す - 卵は煮立ったところに細く流し、すぐに混ぜない
熱いうちに器に注ぐ
器に、トマトと卵がまんべんなく入るように注ぐ。
ここがポイント- 肉のゆで汁で作ると、一品増える
角煮の下ゆで汁や、鶏をゆでた汁は、そのまま卵スープのだしになる。こしてアクを除き、脂が多ければすくう。ゆで汁には塩が入っていないので、味を見て鶏がらスープの素か塩を足す。
- 卵の一品がほしい日の汁にする
主菜に卵を使わない日に、卵のスープをつける。酢豚のような甘酸っぱい主菜や、揚げ物の日にも合う。
- 肉のゆで汁で作ると、一品増える
大人数で作るとき 20人前より多いとき
- トマトは煮すぎると溶けるので、出すまで時間があるときは、とろみをつけたところで火を止めておく。出す直前に煮立てて、卵を入れる推測
- 鍋が大きいと、卵が一か所にかたまりやすい。鍋全体に、細く大きな円を描くように流す推測
- 卵を入れてから長く温めておくと、卵がかたくなる。温め直すときは、煮立てずに弱火で推測
- とろみをつけたあとは、鍋底が焦げやすい。ときどき鍋底からお玉で混ぜる
- 残ったら、浅い容器に分けて早く冷まし、冷蔵庫に入れて翌日までに食べる推測






