
まかない ・ 中 ・ 副菜
じゃがいもの細切り炒め(酸辣土豆絲)
じゃがいもを2〜3mmの細切りにし、水を替えて洗ってでんぷんを落とす。唐辛子と花椒の香りの油で、強火で短く炒め、黒酢を最初と最後の2回に分けて入れる。しゃきしゃきで酸っぱ辛い、油の多い中華の主菜の横の温かい小鉢。
材料 10人前
野菜
- じゃがいも(メークイン)1kg約6.5個
- ピーマン60g約2個
- にんにく20g約4片
香りの油
- サラダ油60ml
- 花椒(粒)3g
- 赤唐辛子5本
味
- 黒酢40ml
- 塩6g
- 鶏がらスープの素5g
- 砂糖5g
作り方
じゃがいもを細切りにして、水に浸ける
じゃがいもは皮をむき、2〜3mm厚さの薄切りにする。少しずつずらして重ね、端から2〜3mm幅の細切りにする。切ったものから、大きなボウルの水に入れる。スライサーを使ってもよい。
ここがポイント- じゃがいもは2〜3mmの細切りにし、太さをそろえる
細いほど早く火が通り、しゃきしゃきした歯ざわりが強く出る。太さがばらばらだと、細いものはくずれ、太いものは生っぽく残る。薄切りを少しずつずらして重ね、指で軽く押さえて、包丁の重みで垂直に切りおろす。煮くずれしにくいメークインが向く。

じゃがいもを2〜3mmの細切りにする - じゃがいもは2〜3mmの細切りにし、太さをそろえる
水を替えて洗い、水気をよくふく
水が白くにごったら替えて、水が澄むまで3回ほど洗う。ほかの材料を切るあいだ水に浸けておき、炒める直前にざるに上げて、ふきんか紙タオルで水気をよくふく。
ここがポイント- 水を替えて洗い、表面のでんぷんを落とす
切り口から出たでんぷんが残ったまま炒めると、ねばってくっつき、鍋にもこびりつく。水が澄むまで何回か替えて洗い、炒める直前まで水に浸けておく。切り口が空気にふれて茶色くなるのも防げる。
水気が残ると、熱い油がはねて、鍋の温度も下がる。

水を替えて洗い水が澄むまで - 水を替えて洗い、表面のでんぷんを落とす
ほかの材料を用意する
ピーマンは種を取って細切りにする。にんにくは薄切りにする。赤唐辛子は種を取って、2〜3つにちぎる。塩・鶏がらスープの素・砂糖は小さな器に合わせ、黒酢は半分ずつに分けておく。

ピーマン・にんにく・唐辛子と調味料を用意する 香りの油を作る
中華鍋にサラダ油と花椒を入れて弱火にかけ、香りが立ったら花椒を取り出す。にんにくと赤唐辛子を入れ、唐辛子の色が鮮やかになるまで炒める。
ここがポイント- 唐辛子と花椒は、油で香りを出してから
花椒は弱火で香りを油に移し、取り出す。粒のまま残すと、かんだときにしびれが強く出る。唐辛子は色が鮮やかになるまで炒めると、辛みと香りが油に出る。焦がすと苦くなる。

花椒の香りを出した油で唐辛子とにんにくを炒める - 唐辛子と花椒は、油で香りを出してから
強火で短く炒め、黒酢を2回に分けて入れる
強火にしてじゃがいもを入れ、黒酢の半分を鍋肌から回し入れて、お玉で手早く炒める。2〜3分炒めて、じゃがいもが少し透き通ってきたら推測、ピーマンと合わせた調味料を入れて30秒ほど炒める。火を止める直前に、残りの黒酢を鍋肌から回し入れ、ひと混ぜする。鍋に入りきらない量は、何回かに分けて炒める。
ここがポイント- 黒酢は2回に分ける。最初は歯ざわりのため、最後は香りのため
酢を先に入れると、じゃがいもがやわらかくなりにくく、しゃきっと仕上がる(酸があると、じゃがいもの細胞をつなぐ成分がくずれにくい。一般的な調理の知識による説明)。最後にもう一度、鍋肌から入れると、熱で酢の香りが立ち、酸味がはっきりする。最後の酢は、火を止める直前か、止めてから入れる。
- 強火で短く。透き通りはじめたら止める
炒めすぎると、ほくほくのじゃがいもになり、しゃきしゃきが消える。少し透き通って、かむとまだわずかに芯があるくらいが目安。鍋に一度にたくさん入れると、温度が下がって蒸れるので、鍋の底に広がる量ずつ炒める。

強火でじゃがいもを炒めて透き通らせる - 黒酢は2回に分ける。最初は歯ざわりのため、最後は香りのため
熱いうちに出す
すぐ器にこんもりと入れる。
- 豚肉やピーマンで形を変えられる
細切りの豚バラに塩・こしょう・酒で下味をつけ、溶き卵と片栗粉をからめておく。じゃがいもを先に炒めて取り出し、豚肉を炒めてから戻すと、ご飯の進む主菜になる。酢を入れずに、ピーマンと塩だけで炒める形もある。
- 油の多い中華の主菜の日に
麻婆豆腐の日に、酸っぱ辛いじゃがいも炒めとナムル、酸辣湯を並べる店もある。じゃがいもでおなかが満ち、酸味で口が軽くなる。油淋鶏やレバニラ炒めの横にも合う。
大人数で作るとき 20人前より多いとき
- 切るのは、スライサーを使うと早く、太さもそろう。切ったものから水に入れる
- 炒めるのは、鍋の底に広がる量ずつ。何回かに分け、そのたびに香りの油から作るか、香りの油を多めに作って分けて使う推測
- 炒めてから時間がたつと、じゃがいもから水が出て、しゃきしゃきが落ちる。出す直前に炒める。切って水に浸けるところまでは、前もってしておける2時間ほどまで。推測
- 残ったら冷まして冷蔵庫に入れ、翌日までに食べる。冷たいままでもサラダのように食べられる推測





