料理人の教科書
鶏のカチャトーラ

まかない ・ 洋(イタリア)

鶏のカチャトーラ

時間1時間人数大人数難しさふつう
人数
店のスタッフ全員分(正確な人数は不明)
道具
厚手の鍋、たこ糸
余り食材で使える
パセリの軸、ローズマリーの枝、パプリカの端

要点

  1. にんにくを油で色づくまで香りを出し、玉ねぎを入れて炒める。軽く塩をふる
  2. パセリの軸とローズマリーの枝は、たこ糸でまとめて入れる(あとで取り出しやすい)。結び方は片結びにして、ぐるぐる巻きにする
  3. 鶏肉・パプリカ・トマト・ワインを入れて煮る
  4. カチャトーラは軽く仕上げる煮込みだ。その日に作り、さっと煮て、素材の新鮮さを残す
  5. 分量は不明

人数を増やすとき

  • 量が増えると煮込み時間が延びがち。延びると重い料理になる。鍋を分けて、短く煮る推測
  • 香草は束ねて入れると、大きな鍋でも探さずに取り出せる

失敗しやすいところ

  • 若手は前日から煮込み、酸味を飛ばしてとろみをつけた。シェフは、煮込みすぎて重いと評価した。カチャトーラは煮込みでも軽い料理
  • ローマ風として出したが、トマトを使うのはトスカーナ風。トマトなしは北イタリア風。地方による違いを知らずに作り、ポイントがずれた
  • 評価は70点。味はよいが、料理の要点がずれているとされた

使っているコツ

工夫の例
  • 無水で煮る作り方:鶏ももに塩1%をして出た水をふき、皮を下に中火の弱でじっくり焼いて皮と身の間の脂を焼き切る。白ワインでアルコールを飛ばしてから4cmに切る。玉ねぎにすぐ塩をして水分で炒め、アンチョビ、生のトマト・ズッキーニ・しめじ・黒オリーブ・ローズマリーを入れてふたをし、水を足さずトマトの水分だけで煮る。鶏と焼き汁を戻して煮込む

自分のメモ

  • シェフの言葉:伝統的な郷土料理をどれだけ知っているかが、創作料理の土台。土台がないと、新しい料理を作っても味がぶれる

追記:フリカッセ(白い煮込み)

  • 鶏肉を白ワイン入りの塩水に一晩漬け、フライパンで焼いて色と旨みを出す
  • マッシュルーム・白ワイン・クリームのソースで煮て、ルーで軽くとろみをつける
  • 付け合わせは、ローストしたじゃがいもとかぶ、春野菜のコールスロー、ほうれん草のソテー
  • トマトで煮るカチャトーラに対して、白ワインとクリームで煮るのがフリカッセ。鶏の煮込みの2つの型として覚えておく