料理人の教科書

まかない ・ 中 ・ 汁

鶏ととうもろこしのスープ

酒と片栗粉をまぶした細切りのささみと、クリームコーンを鶏がらのスープで煮る。とろみをつけてから卵を細く流してふんわり仕上げる、中華風のコーンスープ。コーンの甘みを生かして、塩は控えめにする。

時間
25分
難しさ
やさしい
道具
大きな鍋、お玉、ボウル(ささみの下味と溶き卵)、小さな器(水溶き片栗粉)
余り食材で
鶏ささみや鶏むね肉の端、半端なコーン、半端な卵

材料 10人前

人数
人前

ささみ

  • 鶏ささみ250g約5本
  • 酒10ml
  • 塩1g
  • 片栗粉10g

スープ

  • 水1.5L
  • 鶏がらスープの素15g
  • 酒30ml
  • クリームコーン(缶詰)800g
  • 卵4個

味

  • 塩4g
  • こしょう少々

とろみ

  • 片栗粉20g
  • 水20ml

仕上げ

  • ごま油10ml
  • 小ねぎ30g

作り方

  1. ささみを細切りにして、下味をつける

    先に小ねぎを小口切りにする。ささみは筋を取り、繊維にそって5mm幅の細切りにする。ボウルに入れ、酒と塩をもみこんでから、片栗粉をまぶす。切り終えたら、まな板と包丁と手を洗う。卵は溶きほぐし、片栗粉は分量の水で溶いておく。

    ここがポイント
    • ささみは細切りにして、酒と片栗粉をまぶす

      片栗粉の薄い膜が肉の水分を閉じこめて、ささみがぱさつかず、しっとりする。膜がスープに少し溶けて、とろみの助けにもなる。スープには、少しずつほぐしながら入れる。ゆでたり蒸したりしてから、手でほぐして入れるやり方もある。

    • 小ねぎは火を通さずにのせるので、生の鶏肉より先に切る。

    ささみを細切りにして片栗粉をまぶす
    ささみを細切りにして片栗粉をまぶす
  2. スープで、ささみをほぐしながら煮る

    鍋に水・鶏がらスープの素・酒を入れて強火にかける。煮立ったら中火にし、ささみを少しずつほぐしながら入れる。アクが集まってきたら、お玉で一度軽く混ぜ、浮いたアクだけをすくう。ささみの色が白く変わるまで2分ほど煮る。

    ここがポイント
    • アクは、集まるまで少し待ってからすくう

      出はじめてすぐにすくうと、旨みのあるスープまでたくさんすくってしまう。少し待つと、アクが一か所に集まる。お玉で一度軽く混ぜると、アクだけが浮くので、そこをすくう。混ぜすぎると、アクがスープにもどる。

    • ささみを一度に入れると、くっついてかたまりになる。

    ささみをほぐしながらスープに入れる
    ささみをほぐしながらスープに入れる
  3. クリームコーンを入れて、味をつける

    クリームコーンを入れ、鍋底からよく混ぜてのばす。再び煮立ったら、塩とこしょうで味を調える。味を見てから塩を足す。

    ここがポイント
    • クリームコーンで、甘みととろみを出す

      クリームコーンは、粒をすりつぶした缶詰。甘みとやさしいとろみが、すぐに出る。生のとうもろこしで作るときは、粒の半分を水と一緒にペーストにし、半分は粒のまま入れて食感を残す。芯も一緒に煮ると、だしが出る。

    • 塩は、味を見てから控えめに

      クリームコーンの缶詰には、もともと塩が入っている。先に全部の塩を入れず、味を見てから足す。全体の重さの約0.6%と控えめにすると、コーンの甘みが引き立つ。仕上げに生クリームか牛乳を少し入れると、まろやかになる。

    • クリームコーンは重いので、鍋底に沈んで焦げやすい。

    クリームコーンを鍋底からのばす
    クリームコーンを鍋底からのばす
  4. とろみをつける

    水溶き片栗粉をよく混ぜ直して少しずつ落とし、落としたところをすぐにお玉で混ぜる。全部入れたら煮立てて、とろみを落ち着かせる。

    ここがポイント
    • 水溶き片栗粉は、落としたところをすぐ混ぜる

      鍋全体に回し入れるより、少しずつ落として、その場所をお玉ですぐに混ぜるほうが、ダマにならない。入れたら煮立てて、とろみを落ち着かせる。

  5. 煮立ったところに、卵を混ぜながら細く流す

    スープが煮立っているところに、お玉で大きく混ぜながら、溶き卵を細く流し入れる。卵がふんわり浮いてきたら火を止め、ごま油を回しかける。

    ここがポイント
    • 卵は、煮立ったところに、混ぜながら細く流す

      煮立っているところに入れると、卵がすぐに固まってふんわりする。とろみのあるスープでは、お玉で混ぜながら流すと、卵が細かくきれいに散る。とろみのないスープなら、混ぜずにふわっと流すと、卵が大きく花のように広がる。

    卵を混ぜながら細く流す
    卵を混ぜながら細く流す
  6. 器に注ぎ、小ねぎを散らす

    器に注ぎ、小ねぎを散らす。

    ここがポイント
    • 酢豚のような甘酸っぱい主菜の日に

      酢豚の日に、やさしい甘みのスープをつける。とろみと卵を入れる前の状態なら、冷蔵庫で翌日まで置いておける推測。

大人数で作るとき 20人前より多いとき

  • 出すまで時間があるときは、クリームコーンを入れて味をつけたところで火を止めておく。出す直前に温めて、とろみと卵を入れる
  • クリームコーンととろみが入ると、鍋底が焦げやすい。ときどき鍋底からお玉で混ぜる
  • 鍋が大きいと、卵が一か所にかたまりやすい。鍋全体を大きく混ぜながら、細く流す推測
  • 鶏ささみは、スープに入れたらすぐにほぐし、中まで白くなるまで煮る。細切りなので、2分ほどで火が通る推測
  • 残ったら、浅い容器に分けて早く冷まし、冷蔵庫に入れて翌日までに食べる推測

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