
まかない ・ 和 ・ 汁
豆腐とわかめの味噌汁
昆布とかつお節を水から入れてだしをとり、味噌を溶いたら煮立たせずに、1cm角の豆腐を温める。わかめとねぎは煮ずに椀に入れておき、熱い味噌汁を注ぐ。揚げ物や濃い和の主菜の日の、具の軽いふだんの汁。
材料 10人前
だし
- 水2L
- だし昆布20g
- かつお節40g
具
- 木綿豆腐300g約1個
- わかめ(戻したもの)100g
- 長ねぎ100g約1本
味
- 味噌120g
- みりん15ml
- 醤油15ml
仕上げ
- 粉山椒少々
作り方
昆布を水に浸ける
寸胴鍋に水と昆布を入れ、30分以上(できれば2時間)おく。
ここがポイント- だしは昆布とかつお節を水から入れ、ゆっくり沸かす
昆布は60〜70℃のあいだでいちばんうまみが出るので、強火で一気に沸かさず、その温度の時間を長くする。昆布を先に水に浸けておくと、さらによく出る。沸いたら弱火で5分煮て、紙タオルごと絞ってむだなくとる(吸い物に使う一番だしでは絞らないが、味噌汁や煮物にはこれで十分)。とっただしは時間がたつと香りが弱まるので、冷蔵庫で3日のうちに使い切る。豆腐とわかめのように具の少ない味噌汁は、だしがないとうまみが足りない。具だくさんの豚汁なら、水でもよい。うまみが強すぎるとえぐくなるので、かつお節を足して煮る「追いがつお」はしない。顆粒のだしを使うときは、だしの塩のぶん、味噌を減らす。
- だしは昆布とかつお節を水から入れ、ゆっくり沸かす
かつお節を入れてゆっくり沸かし、こす
鍋にかつお節を入れ、中火よりやや弱い火で、ゆっくり沸かす。沸いたら弱火にして5分ほど、ことことと煮る。紙タオルを敷いたざるでこし、紙タオルごと軽く絞る。

だしを紙タオルでこす 具を用意する
だしをとっているあいだに、わかめは3cm幅に切る。長ねぎは小口切りにする。豆腐は1cm角に切り、バットに入れておく。
ここがポイント- 豆腐は入れすぎない。1cm角に切る
豆腐からは思った以上に水が出て、味噌汁が薄まる。もう少し入れたいくらいが、ちょうどよい。1cm角の小さめに切ると、入れてすぐ温まる。豆腐を入れたまま長く置くと、どんどん水が出て薄まるので、余るときは豆腐を入れずに置いておく。
- わかめとねぎは煮ない。椀に入れて、熱い汁を注ぐ
わかめとねぎを鍋で煮て、温め直すたびにまた煮ると、わかめはぐずぐずになり、色も歯ざわりも悪くなる。1人分ずつ椀に入れておき、食べる直前に熱い味噌汁を注げば、すぐに温まり、わかめの歯ざわりとねぎの香りが残る。粉山椒をひとつまみ入れると、香りが立って店の味になる。
- 豆腐は入れすぎない。1cm角に切る
味噌を溶き、豆腐を温める
鍋のだしを中火にかけ、沸いたら弱火にする。味噌を味噌こしに入れ、お玉の背で押しながら溶き入れる。みりんと醤油を加えて味を見る。豆腐を入れ、豆腐が温まったら火を止める。味噌を入れたあとは煮立たせない。
ここがポイント- 味噌を入れたら、煮立たせない
味噌は、ぐらぐら沸かすと香りが飛ぶ。溶いたら火を弱め、温める程度にする。味噌こしで溶くと、だまにならない。味噌は商品によって塩分がちがうので、最後に必ず味を見て足す。2〜3種類の味噌を合わせると、味に奥行きが出る。みりんと醤油を少し入れると、言われなければわからない程度の奥行きがつく。

味噌を溶いて豆腐を温める - 味噌を入れたら、煮立たせない
椀にわかめとねぎを入れ、熱い味噌汁を注ぐ
汁椀に1人分ずつ、わかめとねぎを入れ、粉山椒をひとつまみふる。食べる直前に、熱い味噌汁を豆腐ごとお玉で注ぐ。
ここがポイント- ある程度の量をまとめて作る
味噌汁は、量が少ないと煮詰まるのが早く、すぐしょっぱくなる。まかないで大人数分をまとめて作るのは、その点でも向いている。

椀にわかめとねぎを入れておく - ある程度の量をまとめて作る
- 揚げ物や濃い和の主菜の日の、具の軽い汁に
豚汁やあら汁のような具の多い汁は、それだけでおなかがふくれる。チキン南蛮や唐揚げ、南蛮漬けのような揚げ物、筑前煮のような煮物の日は、具の軽い味噌汁にすると、献立が重くなりすぎない。
大人数で作るとき 20人前より多いとき
- 出すまで時間があくときは、豆腐を入れる前の味噌汁を弱火で温めておき、出す人数分ずつ豆腐を入れて温める
- 煮詰まって濃くなったら、だしか湯を足して、味を見る推測
- 椀にわかめとねぎを入れておく係と、汁を注ぐ係に分けると、配るのが早い推測
- だしは前の日にとって、冷蔵庫に入れておける(3日まで)





