料理人の教科書

まかない ・ エスニック ・ 副菜

大根とにんじんのソムタム

青パパイヤの代わりに、大根とにんじんの細切りを氷水でぱりっとさせる。すり鉢でにんにくと唐辛子、干しえび、いんげん、ピーナッツをつぶし、ナンプラーとライムのたれにして、トマトと軽く押しながら和える。辛くて酸っぱいタイのサラダ。揚げ物や脂のある主菜の日の口直し。

時間
35分
難しさ
ふつう
道具
包丁、まな板、千切り用のピーラー、大きなボウル、ざる、紙タオル、バット、すり鉢、すりこぎ、トング
余り食材で
半端な大根やにんじん、きゅうり、いんげんの残り、余ったライムやレモン

材料 10人前

人数
人前

野菜

  • 大根450g約1/2本
  • にんじん150g約1本
  • さやいんげん80g
  • ミニトマト150g約10個

たれ

  • にんにく10g約2片
  • 赤唐辛子3本
  • ココナッツシュガー(なければきび砂糖)30g
  • 干しえび15g
  • ピーナッツ(ローストしたもの)30g
  • ナンプラー40ml
  • ライムの搾り汁(なければレモン)40ml

作り方

  1. 大根とにんじんを細く切る

    大根とにんじんは皮をむき、千切り用のピーラーか包丁で、2〜3mm幅、5〜6cm長さの細切りにする。

    ここがポイント
    • 青パパイヤの代わりに、大根とにんじんで

      ソムタムの「タム」は、つぼでたたいて作るという意味で、青パパイヤでなくても作れる。かたくて、水っぽくない野菜が向き、青パパイヤの代わりには、かための根菜がよいという料理人もいる。大根は白くて歯ざわりがあり、日本でいつでも手に入る。にんじんは色と甘みを足す。にんじんは大根の3分の1ほど。きゅうりやいんげんだけで作る店もある。青パパイヤが手に入れば、同じ作り方で作れる。青パパイヤの白い汁は手につくとかゆくなるので、皮をむいたら水で洗い流す。

    • 細く切って氷水に浸け、水気をよく切る

      細く切るほど、たれがよくからむ。氷水に10〜15分浸けると、ぱりっとして歯ざわりが立つ。大根の辛みもやわらぐ。水気が残ると、たれが薄まって味がぼやけるので、ざるで切ったあと、紙タオルで残りの水を吸わせる。千切り用のピーラーを使うと早く、太さもそろう。

    大根とにんじんを細く切る
    大根とにんじんを細く切る
  2. 氷水に浸けて、水気をよく切る

    大きなボウルに氷水を張り、大根とにんじんを10〜15分浸ける。ざるに上げて水気をよく切り、紙タオルを敷いたバットに広げて、残りの水を吸わせる。

    氷水に浸けてぱりっとさせる
    氷水に浸けてぱりっとさせる
  3. ほかの材料を用意する

    浸けているあいだに、いんげんはへたを落とし、4cm長さに折る。ミニトマトは半分に切る。にんにくは薄切り、赤唐辛子は種を取って小口切りにする。干しえびは粗く刻む。ピーナッツは粗く砕き、半分を仕上げ用に取り分ける。ライムは芯をよけて3つに切り、搾る。

    ここがポイント
    • 酸味はライムで。搾った皮もたれに入れる

      ライムは、まん中の芯をよけて3つに切ると搾りやすい。搾った皮もたれに入れておくと、皮の香りが移る(皮は食べない)。タマリンドを足して酸味に丸みをつける店もある。酸っぱさは果物や商品で変わるので、味を見て足す。

  4. すり鉢でたれを作る

    すり鉢ににんにくと唐辛子を入れ、すりこぎでよくつぶす。ココナッツシュガーを加え、すりこぎで押しつぶしながら溶かす。いんげんを入れ、割れ目が入るまでたたく。干しえびと、残りのピーナッツを加えて軽くつぶす。ナンプラーとライムの搾り汁、搾ったライムの皮を加えて混ぜ、味を見る。

    ここがポイント
    • にんにくと唐辛子を先につぶし、砂糖を溶かす

      にんにくと唐辛子を先によくつぶしておくと、香りと辛みがたれ全体に回る。唐辛子は飛び散って目に入りやすいので、顔を近づけない。ココナッツシュガーは、すりこぎで押しつぶしながら溶かす。溶け残ると、たれの味がまとまらない。干しえびはうまみの元。桜えびを使う店も多いが、ごつごつした大きめの干しえびのほうが味が濃い。

    • いんげんは割れ目が入るまでたたく。たたき具合で味が変わる

      かたいいんげんは、割れ目が入るまでたたくと、たれが中までしみる。どろどろになるまではつぶさない。ピーナッツの半分をいっしょにつぶすと、たれに少しとろみがつき、野菜にからみやすくなる。いんげんやトマトのつぶし具合で、味がかなり変わる。

    すり鉢でたれを作る
    すり鉢でたれを作る
  5. 大根・にんじん・トマトと和える

    大きなボウルに大根とにんじん、ミニトマトを入れ、4を加える。すりこぎで軽く押しながら、トングで底から返すように混ぜる。トマトが少しつぶれて汁が出たらよい。

    ここがポイント
    • 大根とトマトは最後に入れ、軽く押して和える

      野菜は最後に入れ、軽く押しながら返す程度にする。トマトが少しつぶれると、その汁がたれの一部になる。強くたたきすぎると、大根から水が出て、べちゃっとする。

  6. すぐに出す

    たれごと器に高く盛り、取り分けたピーナッツを散らす。和えたら早めに食べる。

    ここがポイント
    • 和えたら早めに出す

      大根は時間がたつと、たれの塩で水が出て、たれが薄まり、歯ざわりも落ちる。和えるのは出す直前にして、和えたら20分ほどのうちに食べる推測。

このほかのポイント
  • 揚げ物や脂のある主菜の日の口直しに

    豆腐ハンバーグの日に、もらった青パパイヤで和風のソムタムを添えた店もある。辛さと酸味で、揚げ物や脂のある主菜のあとの口がさっぱりする。カオマンガイのような鶏ごはんや、もち米ともよく合う。

大人数で作るとき 20人前より多いとき

  • たれは、すり鉢でつぶせる量ずつ、何回かに分けて作る。野菜は大きなボウルにまとめて和える推測
  • 大根とにんじんは、前もって切って氷水に浸け、水気を切ってから紙タオルに包んで冷蔵庫に入れておける。たれも前もって作れる。和えるのだけ、出す直前にする
  • 辛いのが苦手な人がいるときは、唐辛子を少なめにし、刻んだ唐辛子を別に添える推測
  • 和えたものが残ったら、その日のうちに食べる推測

この料理から学べること

合わせたい料理 この副菜を入れて、定食にするなら