料理人の教科書

まかない ・ 洋 ・ 副菜

キャロットラペ

皮をきちんとむいたにんじんを、スライサーで細いせん切りにして塩をふり、乳化させたヴィネグレットであえて手でもみこむ。にんじんから出た甘いジュースごと漬けてなじませる、フランスの作り置きサラダ。

時間
25分
難しさ
やさしい
道具
スライサー、大きなボウル、泡立て器、バット
余り食材で
にんじんの端、パセリの茎、半端なナッツ

材料 10人前

人数
人前

にんじん

  • にんじん800g約5.5本
  • 塩6g

ヴィネグレット

  • 白ワインビネガー35ml
  • オリーブ油100ml
  • はちみつ15g
  • 黒こしょう少々

仕上げ

  • レーズン40g
  • イタリアンパセリ(パセリでもよい)10g

作り方

  1. にんじんの皮をきちんとむき、細いせん切りにする

    にんじんはへたを落とし、皮を残さずむく。スライサーで1〜2mmの細いせん切りにして、大きなボウルに入れる。

    ここがポイント
    • 皮をきちんとむき、スライサーで細いせん切りにする

      皮が残ると、かたい食感が歯にひっかかり、色も黒ずむ。1回むいたら横から見て、残った筋をもう一度むく。せん切り用のスライサーを使うと、表面に細かいでこぼこができて表面積が広がり、ジュースがよく出て、味もよく吸う。太さを変えると食感ががらりと変わる。

    にんじんをスライサーで細いせん切りにする
    にんじんをスライサーで細いせん切りにする
  2. 塩をふって、5〜10分おく

    にんじんに塩をふって全体にざっくりとなじませ、5〜10分おく。水分が少し出て、表面につやが出てきたらよい。

    ここがポイント
    • 塩をふったら、5〜10分おいてからもむ

      塩をふってすぐに強くもむと、にんじんがちぎれて、ぼろぼろになる。少しおいて水分が出て、しなやかになってからもむ。

    塩をふってつやが出たにんじん
    塩をふってつやが出たにんじん
  3. ヴィネグレットを、乳化させるつもりで作る

    にんじんをおいているあいだに、小さなボウルで白ワインビネガーにはちみつを溶かす。オリーブ油を少しずつ加えながら、泡立て器で外から中へ混ぜて、白っぽくもったりするまで混ぜる。黒こしょうを加える。

    ここがポイント
    • ヴィネグレットは、乳化させるつもりで混ぜる

      油と酢は完全には混ざらないが、油を少しずつ入れて、外から中へ粘り強く混ぜると、油の粒が細かくなって、なめらかな口当たりになる。ここでよく混ぜておかないと、あとでいくら混ぜてもだめ。

    ヴィネグレットを白っぽくなるまで混ぜる
    ヴィネグレットを白っぽくなるまで混ぜる
  4. あえて手でもみこみ、ジュースごとなじませる

    にんじんにヴィネグレットをかけ、手でもみこんで、にんじんのジュースを出す。レーズンを加えて混ぜ、バットに移して、落としラップをして冷蔵庫で30分以上なじませる。出すときにパセリを刻んで混ぜ、味を見て塩と酢で整え、ふんわり盛る。

    ここがポイント
    • にんじんのジュースで漬けるのが、本来のラペ

      ヴィネグレットは、にんじんから甘いジュースを出す手助け役。手でもみこむとジュースが出て、そのジュースとヴィネグレットが合わさって、にんじんにしみこむ。出たジュースは捨てない。

    • 冷蔵庫でなじませる。1週間ほどもつ

      時間をおくと、味がにんじんの中まで入る。作り置きのサラダで、冷蔵で1週間ほどもつ。シャキシャキした食感が好きなら、せん切りを冷水に5分さらして水気をしっかりきり、食べる直前にあえる店もある。

    ジュースごとバットでなじませる
    ジュースごとバットでなじませる
このほかのポイント
  • 汁を出したくないときは、塩で出た水を絞る

    塩をなじませて5〜10分おき、よくもんで出た水をしっかり絞ってから味をつけると、にんじんがスポンジのように味を吸い、器に汁が出ない。オレンジの皮と果汁、粗く刻んだクミン、マスタードを足したり、刻んだナッツを混ぜたりしてもよい。

  • にんじんの端で作れる

    ほかの料理で残ったにんじんの端でも作れる。脂をよく抜いた鴨や豚の料理の横に置くと、酸味で口がさっぱりする。

大人数で作るとき 20人前より多いとき

  • スライサーで切るときは、最後の小さな部分は包丁で切って、指を切らないようにする
  • にんじんは大きなボウルで、2回に分けてもんでもよい。ヴィネグレットは全部の量を先に作っておく
  • 前の日に作っておける。出すときにパセリを混ぜ、ふんわり盛る
  • 冷蔵で1週間ほど。取り分けるときは清潔な箸やトングを使う

この料理から学べること

合わせたい料理 この副菜を入れて、定食にするなら