
野菜のグラッセは水が消えると同時に火が通るように
野菜がちょうどいいやわらかさで、自然なつやが出る
やり方
- 野菜は大きさをそろえて切る。長さも太さもそろえる。ここがいちばん大事
- 鍋に野菜を並べ、ひたひたより少し少なめの水、塩、少しの砂糖、バターを入れる
- クッキングシートで鍋より少し大きい落としぶたを作り、真ん中に小さな穴をあけてのせる
- 強火で沸かし、沸いたら中火より少し弱めにして、ずっと沸いている状態を保つ。ときどき混ぜる
- 液体がなくなるころに、ちょうど火が通っている状態をめざす。最後にバターと残った煮汁をからめて、つやを出す(グラッセ)
- 温めた皿に盛る
なぜそうなるのか
- 大きさがばらばらだと、小さいものは煮崩れ、大きいものは生っぽく残る
- 落としぶたは、水分が逃げる速さをゆるめ、野菜全体に煮汁を回す。穴は、沸いたときの空気の逃げ道
- ゆっくり火を入れると、水分が残っているうちに野菜に火が入りすぎる。沸かし続けて、水が煮詰まる速さと野菜に火が通る速さをそろえるのがこつ
- 最後にバターと煮汁の糖分がからんで、表面に薄い膜ができ、つやになる
よくある失敗
- 弱火でことこと煮て、水が残ったままやわらかくなりすぎる
- 水が多すぎて、火が通っても煮汁が残り、つやが出ない
包丁の練習の話
- 野菜を包丁だけでラグビーボール形に整える「トゥルネ」は、今の高級店ではほとんど使われない。でも包丁の腕を上げる練習になる
- 練習はにんじんよりじゃがいもが向いている。にんじんは中心に筋があり、包丁が筋に引っぱられやすい
- 皮むきや形を整えたときに出た切りくずは、ポタージュなどに使える
- 作業するときは下に皿を置いておくと、くずが散らからず、仕事がきれいに進む
使える料理
にんじんのグラッセかぶのグラッセ小玉ねぎのグラッセ付け合わせの野菜全般