
試し働きで見られるのは速さより丁寧さと姿勢
新しい厨房に入ったとき、何を見られているかがわかり、伸びるのが早くなる
やり方
- 一流の厨房の試し働き(トライアル)で、若手によくさせる仕事の例:アーティチョークを包丁で整える、チャイブ(細いねぎ)を細かくそろえて切る、エシャロットのごく細かいさいの目切り(ブリュノワーズ)、タルト型に生地を敷く、卵3個のオムレツ
- 料理を一皿まるごと作らせることは、まずない
- エシャロットは半分に切って平らな面を作ってから切る。切ったあと、刻み直さずに細かい立方体になっているかで腕がわかる
- 生地を型に敷くときは、型のふちに少しはみ出させておくと、焼いても縮みにくい
なぜそうなるのか
- 見習いの段階では、速さよりも、指示を正しく聞き取って、そのとおりに作れることが大事。いちばんよくないのは、丁寧さを欠いたまま速さだけを求めること
- 細かい包丁仕事は、丁寧さと、包丁がよく研げているかを同時に見られる
- 道具(よく切れる包丁、ペン、正しい靴、アイロンをかけたコックコート)をそろえて来ること自体が、準備をして来たかを表す
- 菓子の基本も知っておく。苦手でも、自分の店を持つには必要になる
よくある失敗
- 速さを見せようとして、雑に刻む
いちばん大事なこと
- 姿勢がすべて。早く来る、遅くまで残って片付けを手伝う、仲間に敬意を払う、時間を守る、夜遊びで遅刻しない。そういう人には、周りが喜んで教えるので、早く伸びる
- あるシェフは、試し働きに行ったとき、これらの技術をほとんど持っていなかった。それでも採用されたのは、態度だった
使える料理
下ごしらえ全般包丁仕事オムレツ